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万年寺山の緑陰

万年寺山の緑陰

淀川沿いに細長くのびる旧枚方宿の街並みを眼下に見おろし、こんもりと緑に包まれて突き出た丘が万年寺山です。摂津・丹波の山々や、豊かな淀川を一望に見渡せる風光明媚なこの丘は、京阪二都のちょうど中間にあり、数々の歴史の舞台となってきました。この丘の上の意賀美神社境内には、古墳時代前期に築かれた万年寺山古墳があり、青銅鏡が8面出土しました。
寺の縁起では、推古天皇の時代、高麗の僧・恵灌が、この地の風景の勝れているのを愛で、眺めが唐の林岸江に似ているとして、草庵を営んだのが万年寺の始まりです。夕暮れを告げる晩鐘は人々に親しまれてきましたが、明治の神仏分離令により廃寺となり、仏像等は三矢の浄念寺に移されました。今も参道の石段横に「長松山萬念寺」と刻んだ石柱や十三重の石塔が苔むしており、往時を偲ばせてくれます。
境内に植えられた多くの紅白梅が大きくなり、近年では観梅の名所になっています。梅林の西には、豊臣秀吉の御茶屋御殿跡があり、展望広場として設備された眺望の素晴らしいところです。
(2011年発行 ひらかた歩っぽ・枚方八景ガイドブック より一部抜粋)


アクセス・周辺地図

●京阪電鉄『枚方市』駅下車⇒南西方向へ徒歩約15分


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